PSO2のShip9内ギルド、『SeventhSeeker』に所属したりしなかったりのキャラクターたちが織り成したり織り成さなかったりする、 おもに腐ったり腐ったり腐ったりするイラスト?SS?お小説?シンボルアート? とかがあるかもしれない?ブログですよ。ノーサンキューな方は、バックプリーズ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
こんばんは、
お疲れ様です汎用人型決戦兵器アイシャです。(*''ω''*)
東京喰種√Aの最終回見てたらこの時間です。
浪川さんはどんだけ喋ったのでしょうか。
ギャラは発生したのでしょうか。
そんな事を気にしながら(余計なお世話)、作文しました。
相も変わらず、続きからどうぞ。
ニコリと微笑むコフィーに、ソルは深い深い溜息を吐く。
(…………憂鬱だ)
気の進まぬ仕事ほどテンションの上がらぬものはない。
むしろ上がる所か、底知らずのだだ下がりだ。
朝から多数のアークスで賑わうロビー。
その活気ある喧騒の中で、ソルのモチベーションゲージはただひたすらマイナスへと振れていた。
そんな彼の様子を気にしてか、普段よりいくばくか愛想の良いコフィ―である。
「お二方とも体調は万全ですか?朝食はキチンと摂られました??」
「体調はすこぶる健康だ。しかし気分は宜しくない――勿論、精神的な意味でな」
「そ、そうですか……そちらはいかがですか?」
「…………」
「アイシャさん?」
「…………」
ソルの隣でボンヤリ呆けているアイシャの顔を、コフィーは恐る恐る覗き込む。
「もしもし、アイシャさん??」
「………………」
無反応なアイシャの代わりに、渋々ソルが口を開く。
「脳がまだ目覚めていないんだ。少なくともあと30分はこのスタンバイ状態が続く」
「スタートアップに時間が掛かるタイプなんですね」
「こう見えて遠足の前夜は眠れない子なんだ、許してやってくれ」
「そうだったんですか……危うくソルさんを『大事な仕事の前夜くらい自重してください』と責めてしまう所でした」
「一体何の話だ」
「いえ、お気になさらずに」
不穏な空気を察したのか、コフィーはサッと視線をそらすと仕切り直しの微笑を浮かべた。(しかし視線は合わせない)
「――では代表してソルさんに今回の任務とその目的、そして調査項目を説明させていただきます」
「わかった」
隣で器用に『立ち居眠り』を続ける相方を恨めしげに見つめつつ、ソルは頷いた。
「それでは転送場所への座標軸入力等々はこちらでしておきましたので、普段のクエストと同じ要領で向かって下さい」
「了解した」
「どうぞお気を付けて」
そんなやり取りをしてからたっぷり40分が過ぎた頃、アイシャはキャンプシップでようやく目覚めた。
「むにゃ……あれ?そるおはよう??」
「おはよう、アイシャ」
コフィーから受け取った資料に目を通していたソルが顔を上げる。
アイシャは重い瞼を擦りながら、周囲をキョロキョロ見渡した。
「あれれ?なんで私、キャンプシップにいるのかなあ??」
「これから未開惑星の探索に行くんだろ?いい加減目を覚ませ」
「………………………あ、そっかあ!忘れてた!」
「気を抜き過ぎだ、馬鹿」
ほにゃあ、と笑う相方にソルは至極真面目な顔で語りかける。
本気の本気で気の進まぬ仕事だったが、一度引き受けてしまったからには完璧にこなしたい。
ソルはそんなオンオフ標準搭載の男だった。
「まあ、とにかくさっそく、順を追って説明するからな?」
へらへらしている相方の前に、コフィーから受け取った資料やら検査キットやらを広げて見せる。
「まずは万が一を想定して、防護服を装備。それから最初に惑星内の大気成分を検証・分析する。そして……」
アークス管理局から支給された特殊防護服を相方に差し出したソル。
その目に映ったのは――
「ひゃっほーい!」
とテレプールに飛び込む相方の背中だった。
COMMENT